8/2,8/5の日本株の大暴落を受け、青汁王子こと三崎優太さんが
「信用取引で資産が無くなった」
と自身のYouTubeで告白し、話題になっています。
この記事では、
・青汁王子の信用取引事件の概要
・信用取引について
・この件から新NISAをやっている人が学べる教訓
について詳しく解説していきます。
目次
1. 青汁王子とは?
青汁王子こと三崎優太氏は、青汁のビジネスで成功を収め、若くして大きな富を築いた起業家です。彼はその華やかなライフスタイルや、積極的な投資活動でも知られており、多くのファンを持つ一方で、投資に失敗して大きな損失を出した過去もあります。
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2. 信用取引で破産に至った経緯
最近、三崎氏は株式の信用取引で大きな損失を出し、その影響で破産に至る可能性があることが報じられました。
具体的に背景を説明すると、以下のような感じです。
・青汁王子は日本株を10億円相当保有していた
・8月2日の暴落で資産が目減り
・ここで多く買えるやつが勝てる、と考え大量購入
※この時に信用取引を行う。信用取引の説明については後述します。
・一度下落して反発するもの、と思われたものの、さらに下落が続く
・8月5日に歴史的な下げ幅を記録し、評価額はマイナス10億円に
・信用取引をしていて、強制ロスカットが入るのを避けるために現金で2~3億円追加注入
簡単にいうとこのような感じです。
とは言え、ロスカットはされておらず現在かなり日本株も戻しているので、「最悪の事態」は避けられているのでは?と筆者は考えています。
3. 信用取引のリスクと危険性
信用取引とは、自分の持っている資金以上の金額で株を取引できる仕組みですが、逆に大きな損失を出すリスクもあります。元手以上の資金を使って大きなリターンを狙える一方で、損失が出た場合にはその額も大きくなります。例えば、株価が下がった場合、元金を超える損失を被ることもあります。これが三崎氏の破産につながった主要な要因です。
また、信用取引には「追証(おいしょう)」と呼ばれる追加保証金が必要になる場合があり、これが負担となってさらなる損失を招くこともあります。
この追証も三崎氏は行ったと告白しています。
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4. 新NISA民が学べる教訓
新NISA民にとって、三崎氏の経験から学べる教訓は多いです。
主に以下の3つが挙げられます。
・落ちてくるナイフは掴むな
・信用取引をするな
・長期視点を持て
一つずつ詳しく見ていきましょう。
落ちてくるナイフを掴むな
投資の格言で「落ちてくるナイフを掴むな」というものがあります。
これは、株価が急落した際に、反発上昇を狙って株を購入すると、さらに下がって落ちてくるナイフが自身に突き刺さる、といったものです。
今回三崎氏はかなり早いタイミングで反発を狙い、勝負に出ました。
ただ、この段階では各国政府のその後の方針や経済指標的な方針が十分には示されておらず、どっちに転ぶか分からない状況でした。
このようなタイミングで勝負に出ると、ギャンブル性の高い取引となります。
三崎氏が信用取引をしかけた後、ある程度の政府方針が出て更に株価が下がったわけですが、この方針を待って、ある程度の相場の方向性が見えてからでも勝負をかけるのには遅くありません。
ちなみに、投資の神様であるウォーレン・バフェットさんですら、落ちてくるナイフを掴んで大損した経験があるそうです。
投資のプロ中のプロでも、落ちてくるナイフ状態では利益を出すのは難しいのです。
一般人がとうてい勝負をしていいタイミングでないことは明らかです。
信用取引をするな
信用取引により、レバレッジをかけて大きな利益を出すことができますが、リスクも当然増大します。
そもそも、信用取引自体が「身の丈に合っていない」投資です。
投資はあくまで「自身の余剰金」で行うのが鉄則であり、それを超える投資は破産を招きます。
新NISAでは信用取引自体ができないものの、個別株取引は出来るので、三崎さんのように急落した株を購入して、短期取引を行うことは現実的に可能です。
この行為自体を100%否定するわけではありませんが、あくまで余剰資金の範囲で行うことが重要です。
長期視点を持て
新NISAは「長期運用、長期投資」が前提となっています。
今回の様な、暴落・暴騰の際は値動き幅が大きいため、大きな利益を短期で出そうと売買をしてしまう初心者が多くいます。
しかし、このような状況ほど、自身のルールを崩さず淡々と積立投資を行う人間が最終的に笑う結果となります。
筆者自身も旧NISA時代から淡々と積立投資をしていますが、今回の暴落・暴騰は
「へー、そうなんだ」
くらいの心持ちで静観していました。
15年、20年先を見据えての積立投資なので、一時的な値動きにそこまで興味がありませんし、そのほうが精神衛生上もいいことを知っています。
一時的な値動きに一喜一憂せず
・ドルコスト平均法で決めた投資信託、ETFを
・淡々と長期で同じ金額
積み上げることが最重要です。
新NISAで個別株や、短期取引をしていた人は今回で大きな損害と精神的苦痛を味わったと思います。
その様な方も、これから新NISAを始める人も、長期的な視点を持って淡々と投資を行うこと、を肝に銘じましょう。
5. まとめ
青汁王子こと三崎優太氏が信用取引で大損し、破産の危機に瀕した事件は、多くの投資家にとって大きな教訓となります。信用取引のリスクを理解せずに高リターンを求めることは非常に危険であり、新NISAを活用する個人投資家にとっても、このリスク管理の重要性は計り知れません。
新NISA民は、リスクを最小限に抑え、堅実な投資を行うことで、安定した資産形成を目指すことが求められます。今回の事件を機に、改めて自分の投資スタイルやリスク管理について考え直すことが重要です。
投資はあくまで計画的に、そして長期的な視野を持って行うことが成功の鍵です。青汁王子の経験から学び、新NISAを効果的に活用していきましょう。
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