
2026年4月25~26日に電気ビルのみらいホールで開催されている”ふくおか睡眠フェア”に参加してきました。
メインの目的は長年歯科医師の立場からいびきの研究をしてきた江崎和久先生の講演、
”乳幼児から壮年期までのいびき・無呼吸症の対策法”です。

江崎和久先生の講演の内容まとめ
では早速先生の講演の内容を簡単にまとめます。
1. いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)の要因
- 睡眠時の姿勢: 仰向けで寝ると重力で気道が塞がりやすくなるため、横向きに寝ることで呼吸が楽になり、いびきの軽減につながります。
実際、動物の大半は気道を確保するために横向きに眠り、仰向けで寝るのは人間くらいです。 - 体型の変化: 肥満によって首周りが太くなったり、体重増加に伴って舌そのものが大きくなったりすると、気道が狭くなり無呼吸症候群のリスクが高まります。
- 骨格的な特徴: 「下顎が小さい」「顎が後ろに下がっている」といった骨格(いびき顔)を持つ人は気道が狭くなりやすいため、痩せていても無呼吸症候群になる可能性があります。
特に日本人は顎が小さい傾向にあります。 - 加齢による筋肉の衰え: 老眼や尿漏れなどと同様に、加齢(特に女性の更年期以降)によって気道を支える喉の筋肉が緩むことも、いびきや無呼吸の大きな原因となります。
2. 人類の進化と「言葉」の代償
- 人類は火を使い、柔らかいものを食べるようになったことで顎の骨格が小さくなりました。
- さらに、多彩な母音(言葉)を発するために喉仏が下がり、口の奥から気道にかけて空間ができました。
- この進化的変化により、仰向けに寝た際に舌が奥に落ち込んで気道を塞ぎやすくなったため、睡眠時無呼吸症候群は「人間が言葉を話すようになった代償」として背負った宿命とも言えます。
3. 子供への影響と成長阻害
- 小児期のいびきや無呼吸は、アデノイドや扁桃腺の肥大が原因になることが多く見られます。
- これらを放置すると、質の高い睡眠がとれず成長ホルモンの分泌が妨げられたり、骨格の変形(下顎が下がるなど)を引き起こしたりする恐れがあります。
- 長期間の指しゃぶりや口呼吸の癖も顎の正常な成長に悪影響を及ぼすため、幼少期からの「鼻呼吸」の習慣づけと、早期の歯科・耳鼻科での介入が重要です。
4. 対策と画期的な予防法(空嚥下トレーニング)
- 対症療法: 症状に応じて、就寝時の口閉じテープの活用、横向き寝の工夫、歯科で作る下顎を前に出すマウスピース(スリープスプリント)、空気を送り込むCPAPなどの治療法があります。
- 根本的な予防と老化防止: 喉の筋肉を鍛えるために、唾液をごっくんと飲み込んで喉仏をしっかり上に上げる「空嚥下(からえんげ)」のトレーニングが推奨されています。
- このトレーニングを日常的に(テレビを見ながら1日100回程度など)行うことで、いびきの改善だけでなく、高齢期に命に関わる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」の予防にもなり、健康長寿に直結します。
講演を受けての感想
このようなサイトを作っているのもあって、日頃からいびき、睡眠時無呼吸症候群関連の情報には目を光らせているのですが、子どものいびきについてやそもそもいびきをかくようになったのは何が原因だったのか等、これまで触れたことがないような内容の講演でした。
ユーモアーを交えた講演で、退屈することなく聞くことができました。
講演を見に来るのって事業関係者といびき、睡眠時無呼吸症候群に悩む40代以上の方が多いのかな?と思っていたのですが、実際はお子様連れの若い母親だったり、若い女性の方もいたりして若い方も悩んでいるのだと改めて感じた講演でした。
講演後は各ブースを見学
講演が終わったあとはホール内に置かれた色んなブースを見学してきました。
撮影していいのかわからないので画像がないのですが…いびきに限らず、快適に睡眠ができるようになる、いわゆる快眠グッズを色々置かれていました。
私が見てきたところを紹介しておくと…
ヤクルト
機能性表示食品制度のクイズが開催され、参加者の方向けにヤクルト1000の試飲会が行われていました。

少し前に快眠グッズとして購入することが困難だったY1000ですが、最近はスーパーなどでも買えるようになりました。
ヤクルトの成分、シロタ株には精神を落ち着ける作用があるのだとか。
不眠症の方は試してみるのもいいかもしれないですね。
味の素
味の素は睡眠サプリ、”グリナ 睡眠ケア&ストレスケア”を展示していました。
こちらはアミノ酸”GABA"でストレスを緩和し、睡眠をサポートするのだそうです。
ドリンクをドラッグストアで見たことがあります。
快眠用のアイテム、結構売れるんですね。それだけ睡眠の悩みを抱えている人が多いということなんでしょうが…
NEUTRAL WORKS.
NEUTRAL WORKS.では睡眠時に着るTシャツ等のスリープウエアを展示していました。

表がコットン天竺、裏がポリエステルの二重構造になっていて、見た目は重厚だけど軽量で快適な着心地だということです。
正直なところ、値段がちょっと高いなと思いましたが(笑
最近は睡眠時に着るウエアもリライブやBAKUNEのようなリカバリーシャツがあったり賑わっていますよね。
手触りも非常に気持ちよく、一度着用してみたいなと思えるものでした。
小林製薬
小林製薬は”ナイトミン鼻呼吸テープ”を展示していました。

私は使ったことないのですが、口呼吸が原因でいびきをかく人には鼻呼吸テープはかなり良いらしいですね。
CPAPを持っていけないような旅行などのとき、これでいびきが収まるのであればとてもいいなと思いました。
トーフミート
RKBの番組内でもコマーシャルしていたトーフミート。

豆腐を原料にした肉のような食感の食材です。
大豆から作られた大豆ミートは以前からありましたが、あれよりも大豆の香りが押さえられ、食感も追求された新しい食材です。
講演内でも睡眠時無呼吸症候群の大きな原因になっているのが肥満という話も出ていましたし、ダイエットのときにはとても良いですね。
Resmed.(レスメド)
Resmed.(レスメド)はCPAPなど、睡眠時無呼吸症候群についての商品の開発をしているメーカーです。
特に今回は女性の睡眠時無呼吸症候群についての冊子を持ってきているなど、女性の睡眠時のお悩みについてのブースが出ていました。
「世界睡眠調査2026で見える最新トレンド」や「おはようコーチ」などの紹介もされていました。
個人的に一番気になったのは小さいサイズのCPAP!
実際に展示もされていたのですが、これまでのサイズより二回りほど小さく、コートのポケットに入りそうなくらいの本体サイズでした。
旅行時にスーツケースの半分くらいを占めてしまうCPAP、あのサイズなら持っていくのも気にならない!
どこか取り扱いの病院があるなら…と思いました。
その他出店しているブース
時間の都合で私はこれだけしか見ていないのですが、出店していた他のブースも紹介しておきます。
JINS
目を通じて睡眠環境を整えることを目的としたメガネ「JINS SCREEN For SLEEP」の試着および販売を行っていました。
東洋羽毛九州販売
寝ているときに体にかかる圧力(寝姿勢圧)の測定を実施し、一人ひとりのお体に合った敷寝具選びの参考になる提案を行っていました。
エアウィーヴ
自然な寝返りをサポートする適度な反発力を持ったベッドマットレスや、カスタマイズ可能なモデル、医療介護用モデルを展示し、極上の寝心地を体感できました。
クロレラ工業
トウモロコシ若葉由来のマイジノール、有機硫黄成分MSM、スーパーフードであるクロレラを使用した食品やサプリメントを展示・紹介していました。
住友生命
適度な運動を楽しく継続することで睡眠の質を高める健康プログラム「住友生命Vitality」の紹介。1ヵ月間の無料体験版を案内していました。
まとめ
2026.4.25~26で開催されているふくおか睡眠フェアについてのまとめレポートでした。
たかがいびきと侮られがちないびき。
私も過去にはそうだったのですが、ほっておくと重大な病を引き起こす原因になります。
6月には健康保険適用の範囲も広がるなど、だんだん注目度も高くなってきてますし、もっと認知が広まっていけば良いなと思いました。

私自身もいびきはもちろん、1時間に60回呼吸が止まる重度の睡眠時無呼吸症候群でした。
このサイトでは私の体験も交えながら、いびき治療に関する情報や口コミ等を徹底調査して、私と同じようにいびきや睡眠時無呼吸症候群に困ってる方にお役立ち情報を発信しています。

















