
インスタグラムで何度も出てくるミニCPAP、ZPAP。
これだけ小さいとパワーが足りないから使えないだろうな…と思いつつも
もし使えるなら…旅行行くときとかめっっっっちゃ便利になる!というのも事実。
というわけでまぁこの大きさだと風力が弱すぎてダメだろうと思いつつも、実際にZPAP、購入して使ってみました。
今回はこのZPAPを実際に使用してみたレビュー(口コミ)をお届けしたいと思います。
あまり期待しないでご覧くださいませ。
ちなみにこの記事はあくまでも私の感想、口コミ、レビューです。効果には個人差があるかもしれませんのでご了承ください。
インスタ広告に流れてきたZPAP
私はいびき、睡眠時無呼吸症候群関連のサイトを作ってるので、毎日大量にいびきに関することは検索しています。
するとインスタやTiktokの広告がほとんどいびき関連の広告になります。
その中で1つ気になったのがこれ
”ZPAP”という商品の広告で、要はCPAPの超小さい版という感じでした。
CPAPを使用したことがない方のために・・・。
”CPAP療法とは、睡眠中に専用の機器を使って鼻から気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐことで無呼吸を改善する治療法のことです。1998年に保険適用となり、中等症以上の閉塞型睡眠時無呼吸症候群に対して標準的な治療として広く導入されています。治療の継続により、日中の眠気の軽減や心血管疾患のリスク低下など、多くの効果が報告されています。”参照 日本呼吸器学会
画像引用 philips
このような感じのものです。CPAPを使うと使い始めたその日からいびきや睡眠時無呼吸症候群はなくなります…が機会は大きいし呼吸器をつけるってなんか重病人の感じじゃないですか、だから個人的にはあまり好きではないんですよね。
旅行が好きな私としてはこれは結構な問題。旅行中にこれを持っていくと結構な重量になるし(商品にもよりますが私が使用していたのは1.5キロくらい)、友人と旅行に行くときにこれをつけると高確率でびっくりされます。
しかしこれを使わないと大きないびきをかいてしまうし呼吸は泊まるしなにかと心配させるわけですよ。だから大好きな旅行になかなか行けなくなってしまってました。
以前CPAPを使用していたときに、耳鼻咽喉科の先生にもう少しCPAPって小さくならないのかと相談をしたところ、CPAPはある程度トルクが必要(要はパワーが必要ということ)だからこれ以上小さくはならないと言われてたんですね。
なのでこの小ささで喉に空気を送り込むようなパワーが出るのか?とちょっと疑問に思いつつも、もしこれが使えるならはじめにも掻きましたが長年悩まされてきた旅行中のCPAP使用がめっちゃ楽になる!と思い購入しました。
購入して10日くらいで商品が届きました
購入してから約10日、商品が届きました。
こちらが商品の外箱、スマホの外箱を彷彿させるようなケースでちょっと高級感すら漂ってます。
もしかするとこれは行けるのでは?と期待感も高まります。開けてみると
大きさは6cm✕3cmくらいのコンパクトサイズ、鼻に差し込む部分については替えのシリコンもついてます。
さらにその中には鼻からZPAPが外れないようにするためのシリコンのバンドと充電用のケーブルが入っていました。
まずはしっかり充電してから早速使ってみました。
いよいよZPAP装着!その使用感と効果について
すみません、装着してるところは流石に恥ずかしくて写真撮れませんでしたが、上のこちらの画像を参照ください。
サイズ感としてもこんな感じで装着することが出来ます。
ZPAPを装着してスイッチON!!
音はとても静か、これくらいの静かさなら近くに人が寝てたとしても全く迷惑になりません。
風もほとんど送られてこないのでこれなら全く気にならず装着…
いや、風全然来ないですけど!!!
喉の奥どころか鼻でも風をほとんど感じることができない!!!
鼻からZPAPを外して中を確認すると…確かにファンは回ってる…あ、ZPAPの中ですが
こんな感じになってて、このファンが回って風が送られてくるんですね。
しかしファンが小さすぎて全然風がこない!上の画像の状態で頬に近づけるとわずかに風が来てるように感じる気がする程度。
これではいびきや睡眠時無呼吸症候群への効果はほとんどありません。
というわけでせっかく購入したZPAPですが、事前の予想通りやっぱり効果はないという結論に達しました。
ちなみに私は日本の業者から購入しましたが、中国の楽天市場みたいなサイト、タオバオでも販売しています。
こちらだと送料入れても1000円弱で購入出来ました。(結果は同じくそよかぜ以下の風しか吹きませんでした)
CPAPを持たずに旅行に行く方法はないの?
じゃぁCPAPを持たずに友達と旅行に行く方法はないのか?というとそんなことはありません。
以下にCPAPなしで旅行に行く方法を紹介していきます。
友人とは別の部屋を取る
私が過去にしていたのはこれ、いびきで他の人が寝れないと他の人に申し訳ない、というわけで友人に正直に話して、別の部屋を予約するようにしました。
みんなで一緒の部屋に泊まるのは旅行の醍醐味の一つ、これが出来ないのは残念ですが、寝る前まではみんなで集まることも出来ますしずっと仕方ないと思ってました。
これならCPAPを持っていかなくても安心して眠れます。
また、以前私はうつ伏せに寝ることでいびきを減らすという力技をしてました。
いびきはなくなるのですが、眠りが浅くなり、全然疲れが取れませんでした(笑
ダイエットをする
ダイエットをすることによっていびき、睡眠時無呼吸症候群が解消される可能性はあります。
ある研究では体重が10%増加するとAHIは32%増加、10%やせるとAHIは26%減少するという報告があります(JAMA 2020年の報告)
目標としては標準体重であるBMI値が22のときの体重、計算方法は”身長(m)× 身長(m)× 22”
例えば身長が170cmの人なら
1.7✕1.7✕22=63.58キロ、約64キロが目標体重です。
無理なダイエットは健康自体を損ねる可能性がありますので、食事の習慣を改善したり運動を取り入れながら健康的にダイエットしましょう。
いびきは色んな治療法がありますが、結局は標準体重になることによっていびき、睡眠時無呼吸症候群が改善できるのであればそれが最高です。
口蓋垂の切除(メス、レーザー)
口蓋垂の切除手術には、主にLAUP(レーザー口蓋垂軟口蓋形成術)とUPPP(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)という2つの方法がありますが、それぞれ切除範囲や特徴が異なります。
LAUPは口蓋垂とその周辺の軟口蓋の一部をレーザーで切除する方法で、出血が少なく日帰りで手術が受けられるというメリットがあります。術後約10日間は痛みが残る場合もありますが、鎮痛薬でコントロール可能で、主にいびきを軽減する効果が期待されます。ただし、睡眠時無呼吸症候群への効果は限定的です。
一方、UPPPは口蓋垂だけでなく、口蓋扁桃や軟口蓋の一部も切除するため、睡眠時無呼吸症候群の治療として一般的です。この手術は全身麻酔を必要とし、約1週間の入院期間があります。また、術後には一時的に鼻声になったり、飲食時に鼻へ逆流する症状が起こることもありますが、気道を広げる効果は高いとされています。
保険が適用される場合も多く、費用も比較的安価でできるのはメリットですが、効果が出ない場合や後遺症が出てしまう可能性があるのがデメリットです。
(以上参考記事 いびきメディカルクリニック)
スノアレーズ、MYレーズ等の最新レーザー治療
レーザーを用いたいびきの最新治療法、スノアレーズ、MYレーズ等は軟口蓋の粘膜にレーザーを照射して組織を引き締めることで、気道を広げていびきを改善します。
出血や痛みが少なく、短時間で終わる日帰り治療として人気ですが、効果を維持するために数回の治療を受けることが推奨されています。
メリットは施術は短時間、副作用などが出る可能性がとても低いことです。デメリットは他の治療法と比べると一時的な費用がかかることと複数回通う必要があるということです。
(参考記事 スリープメディカルクリニック)
結局CPAPを持たずに旅行に行くには旅行中のいびきをガマンするか、いびきを根本的に治療するかしかないということですね。
以下にオススメのいびきのレーザー治療ができるところを紹介しています。お近くにお住まいの方は参考にしてください。