【軽視しないで!】睡眠時無呼吸症候群と脳卒中の深い関係について

いびきが単なる生活音の問題ではなく、健康に影響を及ぼす可能性があることは、近年の研究で少しずつ明らかになってきました。

特に注目されているのが、睡眠時無呼吸症候群と脳卒中との関連です。

睡眠中に繰り返される呼吸の停止や低下が、脳の血管に負担をかけ、将来的な脳卒中リスクを高める可能性が指摘されています。

睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気か

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり浅くなったりする病気です。

多くの場合、大きないびきを伴い、本人は自覚がないまま進行します。呼吸が止まることで血液中の酸素濃度が低下し、そのたびに体は覚醒反応を起こします。

この状態が一晩に何十回、何百回と繰り返されることで、睡眠の質が大きく低下します。

この病気は、日中の強い眠気や集中力低下だけでなく、高血圧、糖尿病、心疾患などさまざまな生活習慣病と関連することが分かっています。その中でも、脳卒中との関係は特に重要なテーマとされています。

睡眠時無呼吸症候群が脳に与える影響

睡眠中の低酸素状態が脳に及ぼす負担

睡眠時無呼吸症候群では、呼吸が止まるたびに脳が一時的な低酸素状態にさらされます。

脳は酸素を大量に必要とする臓器であり、酸素不足は血管や神経細胞にとって大きなストレスとなります。この低酸素状態が慢性的に続くことで、脳の細い血管にダメージが蓄積する可能性があります

近年の研究では、睡眠中のいびきや無呼吸が、脳内の微小な出血や血管障害と関連している可能性が示されています

これらの微小な変化は自覚症状がないことも多いですが、将来的な脳卒中のリスク因子となり得ます。

血圧変動と脳血管への影響

無呼吸が起こると、体は酸素不足を補おうとして交感神経を強く刺激します。

その結果、血圧や心拍数が急激に上昇します。これが一晩中繰り返されることで、血圧の変動が大きくなり、脳血管に負担がかかります。

特に高血圧を伴う睡眠時無呼吸症候群では、脳卒中のリスクがさらに高まることが知られています。

高血圧そのものが脳卒中の主要な危険因子であるため、両者が重なることで影響が増幅されると考えられています。

研究から見えてきた脳卒中リスク

睡眠時無呼吸症候群は、脳卒中の発症リスクを高めるだけでなく、長期的な生命予後にも影響を及ぼす可能性があることが、国内外の研究で示されています。

複数の疫学研究では、睡眠時無呼吸症候群を発症している人は、発症していない人に比べて心血管疾患や脳血管疾患による死亡率が高い傾向にあると報告されています。

その背景には、睡眠中の低酸素状態や血圧の急激な変動が繰り返されることで、動脈硬化が進行しやすくなることが関係していると考えられています。また、睡眠時無呼吸症候群は高血圧、糖尿病、脂質異常症といった疾患を合併しやすく、これらが重なることで脳卒中や心筋梗塞のリスクがさらに高まる可能性があります。

特に中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群では、適切な治療を受けていない場合、脳卒中を含む心血管イベントやそれに関連した死亡リスクが高くなることが指摘されています。

このため、早期に診断を受け、継続的な治療につなげることが、将来的なリスク低減につながると考えられています。

睡眠時無呼吸症候群を治療する意味

脳卒中予防としての治療の重要性

睡眠時無呼吸症候群の治療は、日中の眠気を改善するだけでなく、将来的な脳卒中リスクを下げる可能性があると考えられています。

代表的な治療であるCPAP療法は、睡眠中の気道を安定させ、無呼吸や低呼吸を防ぐことで、血中酸素濃度の低下や血圧の急上昇を抑える効果があります。

研究によっては、適切に治療を受けている人では、脳卒中や心血管イベントのリスクが低下する可能性が示唆されています。た

だし、どの程度リスクを下げられるかについては、個人差があり、今後も研究が続けられています。

早期発見と検査の重要性

睡眠時無呼吸症候群は、早期に発見し、適切な治療を始めることが重要です。

いびきが大きい、家族から呼吸が止まっていると指摘された、朝起きても疲れが取れないといった症状がある場合は、一度医療機関で相談することが勧められます。

現在では、自宅で行える簡易検査も普及しており、入院せずに睡眠中の呼吸状態を調べることが可能です。検査結果をもとに、必要に応じて精密検査や治療へと進みます。

各地域でオススメのいびき、睡眠時無呼吸症候群治療が可能なクリニック

睡眠中の無呼吸や強いいびきが、脳卒中リスクと関連する可能性が指摘されています。特に高血圧や糖尿病を指摘されている方は、睡眠の状態を一度見直すことが重要です。
以下では、睡眠時無呼吸症候群の診療に対応している各地区周辺の医療機関を紹介しています。

ここに出している以外にも多数ありますので、お住いの地域を検索してみてください。

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まとめ:いびきを軽視しないことが大切

睡眠時無呼吸症候群と脳卒中の関連は、まだすべてが解明されているわけではありません。

しかし、睡眠中の呼吸障害が脳や血管に負担をかける可能性があることは、複数の研究で示されています。

いびきが単なる癖だと思って放置せず、必要に応じて検査や治療を検討することが、将来の健康を守る一歩につながります。

参考・情報元

MSN ヘルス
いびきが脳を破壊していた 脳卒中を引き起こす微小出血リスク2倍超の衝撃研究

日本呼吸器学会
睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

日本循環器学会
睡眠時無呼吸症候群と循環器疾患

厚生労働省 e-ヘルスネット
睡眠時無呼吸症候群

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